愛用していたBeatsXが突如電源が入らなくなり、使い物にならなくなったので買ってみました。
Bluetoothイヤホンというと、音ズレ(遅延)や左右のペアリングが上手くいかない問題を耳にしますが、
今回購入した「MOMENTUM True Wireless」はどんなものか検証していきたいと思います。
製品仕様
特性を簡単にまとめました。
「apt-X LL」対応していますが、私は送信機器を持っていないので試せません。非常に残念です・・・
防水もIPX4なので、運動するくらいであればさほど問題ないかと思います。
伝送範囲 | 5 Hz ~ 21 kHz |
トランスデューサ | ダイナミック・密閉型 |
電源 | 内蔵型リチウムバッテリー、3.7 V 左イヤフォン: 60 mAh 右イヤフォン: 85 mAh 充電ボックス: 600 mAh 充電ボックスでの USB C ポートによるUSB 充電: 5 V 、650 mA |
動作時間 | 4 時間 (A2DP による音楽再生) イヤフォンバッテリー使用12時間 充電ボックスバッテリー使用 |
バッテリーの充電時間 | 約 1.5 時間 |
重量 | 左イヤフォン: 約 6 g 右イヤフォン: 約 7 g 充電ボックス: 約 57 g |
防水 | IPX4 |
コーデック | aptX® aptX® LL AAC SBC |
開封
外箱と梱包はこんな感じです。Beats Xのときもそうでしたが、箱が結構重いです。
スポンジでしっかり梱包されているので安心ですね!
続いては付属品の紹介です。
付属品としてイヤーピースが付いていますが、コンプライ製のものに変えた方がいいかと思います。
(詳細は後述します)
- 本体
- 充電ボックス
- USB-A ⇔ USB-Cケーブル
- イヤー チップ 一式
- 説明書
外観
本体を手に乗せて見た感じだと少し大ぶりな印象を受けますが、耳につけるとそこまで重量は感じません。
銀色の部分がタッチパネルになっており、曲の再生や停止、Siriの起動などが出来ます。
こちらは充電ボックスです。
ファブリックなので、使っていると汚れそうだなと感じました。ここが少し残念なポイントです。
個人的にはチープになってもいいのでプラスチック地の方がまだいい気がしますが、
本体を保護・充電することが目的なので割り切ろうと思います・・・
充電端子はUSB-Cです。
隣にインジケータがあり、現在の充電状況を確認することができます。
画像のように、「充電中はオレンジ」で「完了するとグリーン」に変わります。
ケーブルの隣のボタンを押すことで、例えば外出先であと充電どのくらいあるかどうか確認することも可能です。
ちなみにイヤホン本体のバッテリー残量はアプリで確認可能です。
(以前は左右の残量を確認できたらしいですが、今はアップデートが入り全体のバッテリー残量が表示されるようになりました)
説明書
付属の説明書はちょっとパワー不足なので、こちらをご確認いただいた方が良いかと思います。
以下公式のものです。万が一公式でリンク切れ等発生している場合は当サイトミラー版でご確認ください。
ペアリング
両方のイヤホンのタッチパネルを同時に5秒間触れると発音の良い女性が「pairing」(ペアリング)とお話ししますので、
AndroidやiPhoneなどでBluetooth接続をするとペアリングできます。
接続できると発音の良い女性がまた登場して「connected」 (コネクティド) とお話ししてくれます。
とても簡単です。
本体の操作方法・公式アプリについて
ゼンハイザーにはイヤホンの設定変更を行うアプリが無償で配布されています。
アプリで本体の操作方法がわかりますので、少し紹介したいと思います。
まず起動すると接続中のデバイス・バッテリー残量などが表示されます。
画面に表示されている「Transparent Hearing」と「イコライザー」については後述します。
ゼンハイザー製のイヤホンであれば他も色々設定できるみたいですね。
「Transparent Hearing」というのは、外の音を聞きたいときに使うものです。
例えば買い物したときの会計など、普通はイヤホンを取ると思うんですが、本機能を使うとマイクから外部の音を拾ってイヤホンに流してくれます。
完全独立型イヤホンは小さくて紛失しがちですので、外さずに会話できるのはかなり良い機能だと思います。
ちなみにアプリを使わなくても、右イヤホンのタッチパネルを2回タップでも有効にできますので、突発的なイベントにも対応できます!
※ 外の音と再生中の音楽が混じってわけわからなくなりますので、「音楽の再生を続ける」は有効にしないほうが良いです。
「イコライザー」はその名の通り、好みの 周波数特性に変更できるものです。
私はデフォルトが一番良いのでそのままで使っていますが、音楽のジャンルによっては変更したほうがいいかもしれません。
無段階に変更できると見せかせて、実は見えないグリッドが存在します。
操作方法とペアリングの仕方はアプリでも確認可能です。
説明書で見るよりこちらのほうがわかりやすいですね。
イヤーチップ
私はコンプライ製の「Tsx-200」を使っています。
純正よりも耳垢ガードの影響か少し解像度は下がりますが、満員電車の中でその違いを聞き取れないので私は気にしないです!
完全分離型のイヤホンは、コンプライ製のイヤーチップを付けるとケースに入らないとか良く聞く話なので少々不安でしたが、
きちんと入りました。
さすがゼンハイザー、分かってらっしゃいます。
ただ少し気になるとすれば、イヤーチップが外れやすいところですかね。
差し込み口のストロークが短いので、ちょっと力を入れると外れちゃいそうになります。
逆にSHUREのイヤホンはめちゃくちゃ入れずらいです。一極端なんですかね・・・
音質
※専門家ではないので一個人の所感として捉えていただければと思います。
0~20時間
初見は35,000円位出して買った割には期待外れな印象でした。
高音は割れているような音で、低音はほぼ出ておらずカッスカスな音色でした。
ただゼンハイザーやSHUREはエイジングしてこそ本当の音色が出ると思ってここは辛抱しました。
たいだい10時間くらいエイジングすると、少しずつ高音のキラキラ感が消えてきたのが実感でき、
低音が出始めたのは20時間くらいかなと思います。
通勤時間にエイジングをかねて音楽を聴いていたので、安定するまで2週間くらい掛かりました。
21時間~
20時間を超えると安定期に入り、低音も出てきてバランスの取れた音になります。
そして50時間を超えてくるとクリアでメリハリのある音になり、ここまで来るともう大満足です。
買って良かったなと感じられます。
まとめ
「Beats X」が今もうないので比較できなくてすごく残念なのですが、低音は「 MOMENTUM True Wireless」の方が出ていると思います。
音のクリアさは「Beats X」に軍配が上がると思いますが相当僅差です。
好みやプレイヤーの影響も受けるので、試聴をオススメします。
【備考①】
私は「Beats X」が壊れて焦っていたので他レビュー記事を参考に即日ネットで買いましたが、この買い方はあまりオススメしないです。
運というか、相性が悪いと3万円吹き飛ばしますので試聴してよければネットで購入という流れが良いかと思います。
【備考②】
「Beats X」を久しぶりに見てみたら安くなってました。
以前は15,000円くらい出して買った記憶があるのですが、今は1万円を切る価格で購入できるようになっています。
どうやらカラーバリエーションを減らして付属品を削ったらしいです。
本体の性能は変わらないそうなので、こちらを購入するのもアリかもしれませんね。